長流亭

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長流亭
資料情報
所在地 石川県加賀市大聖寺八間道
建設 1709年

加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会による解説

宝永6年(1709)大聖寺藩3代藩主前田利直の休憩所として建てられた数寄屋造りの建物です。当初は「川端御亭」と呼ばれていた柿葺の平屋ですが、欄間や障子、板戸などには斬新なデザインがほどこされ、設計段階で小堀遠州の建築意匠を採り入れた可能性も指摘されています。侘びと雅が融合した大胆な意匠と細部にまで入念に施された装飾は、江戸期の加賀・大聖寺両藩の文化水準と工芸技術の高さを今に伝えるものとして、長流亭は高い評価を得ています。[1]

参考文献

  1. 加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会. “加賀市歴史文化学習帳 第2部「自然・動植物・民俗・文化財編」”. 2022年7月21日閲覧。