柴山潟

提供:かがが


加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会による解説

柴山潟は市の東北部に位置する、面積約 1.7㎢、周囲約6.2㎞の小さな湖です。「越前加賀海岸国定公園」に指定されており、今江潟、木場潟とともに「加賀三湖」と呼ばれています。柴山潟はもともと面積は現在の約 3 倍の 5.45㎢あり、その水は串川から今江潟を経て、梯川へ注いでいました。しかし、昭和 29 年(1954)、国営加賀三湖干拓建設事業によりその 3 分の 2 が埋められ水田に利用されました。また新堀川が篠原海岸に向かって掘削され、日本海へ直接注ぐように改修されました。その後、柴山潟内に締切り堤防が築かれ、昭和 44(1969)年に干拓事業は完成しました。海水面との高低差がきわめて小さいため、海へと流出する新堀川には防潮水門が設置され逆流を防いでいます。[1]

参考文献

  1. 加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会. “加賀市歴史文化学習帳 第2部「自然・動植物・民俗・文化財編」”. 2022年7月21日閲覧。