大聖寺桜まつり

提供:かがが


加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会による解説

加賀神明宮(山下神社)の春・秋の祭りは、大聖寺の全町が参加する大きな祭りです。特に、春は「桜まつり」と称し、毎年 4 月 15 日から 17 日までの 3 日間かけて行われました。15 日は「宵宮」16 日、17 日は「本祭」として行われています。近年では 4 月の第 2 土曜・日曜に行われています。氏子の家内安全を祈るため、町内に神輿 を繰り出します。町内を2つに分け、1 年おきに「賑わい番」を受け持ちました。山車 を仕立てて子どもの囃子 方や踊りの「連」を出し、町内各所の「本陣」を回りました。夕暮れともなると熊坂川の桜並木のぼんぼりの下で、大聖寺音頭にあわせて踊りの輪が出ます。また、神社前の参道には多くの露天商の店が立ち並び、夜遅くまで親子連れの人々で賑わいます。また、9 月 1 日・2 日には五穀豊穣や子孫繁栄を願って「八朔祭り」が行われます。昭和 30 年頃までは、各町から獅子舞が出て、神社境内の空き地では芝居小屋や見世物小屋が立ち、娯楽の少なかった時代の町民の最大の楽しみでもありました。[1]

参考文献

  1. 加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会. “加賀市歴史文化学習帳 第2部「自然・動植物・民俗・文化財編」”. 2022年8月25日閲覧。