大聖寺十万石まつり

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大聖寺十万石まつり
十万石まつりで行われたパレードの様子。

加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会による解説

昭和 33 年から大聖寺商工会が行っていた「大聖寺商工まつり」は、昭和 38 年には、大聖寺区長会との共催で「大聖寺十万石まつり」と名称を変え、祭りの目玉行事として大名パレードを行うようになりました。昭和 63 年には、大聖寺藩 350 年祭の前年祭ということで、大聖寺藩祖前田利治公を慕い、「古九谷みこし」による練り歩きが行われるようになりました。このみこしの上に乗せた「古九谷大皿」は、当初、発砲スチロール製でしたが、平成 6 年からは実際の陶器に変わりました。この大皿は、直径 2.1m、重さおよそ 2.5 トンの陶器で、人間国宝灰外達夫が製作したものです。およそ 200 名もの人たちにより担がれ、日本最大の大皿みこしとして祭りのシンボルとなっていましたが、平成 24 年からは担ぐ事をやめて、台車にのせて町内を練り歩くようになりました。現在、祭りは、毎年、9 月の第 2 土曜、日曜の2日間に行われています。夜には市役所前広場の祭り会場で 100 個近くの提灯を取り付けた「万燈みこし」の担ぎ上げが行われます。そのほか、花火大会・ステージイベント・輪踊りなど盛りだくさんの催しが行われています。[1]

参考文献

  1. 加賀ふるさと検定・おもてなし講座実行委員会. “加賀市歴史文化学習帳 第2部「自然・動植物・民俗・文化財編」”. 2022年7月21日閲覧。