声の広報かが 昭和61年3月5日号 市民インタビュー

提供:かがが
声の広報かが 昭和61年3月5日号
市政広報
音声
資料情報
所有者 加賀市立中央図書館
保管場所 加賀市立中央図書館
メディアタイプ カセットテープ
制作年 1986年3月5日
制作者 加賀市
撮影/制作地 不明
再生時間 2分12秒

概要

声の広報かがとは、目が不自由な方のためにボランティアが記事を読み上げて、カセットテープやCDに吹き込み、市政情報を届ける取り組みのこと。 カセットテープやCDは必要な家庭に貸し出していた。 このカセットテープは加賀市立中央図書館で見つかった。

声の広報かが、昭和61年3月5日号のカセットテープ。
広報かが、昭和61年3月5日号、7ページ。

書き起こし

ナレーション:
市民インタビュー。 石川県農協青壮年部協議会の昭和六十年度実績発表会、青年の主張大会で最優秀賞に選ばれた奥村さん奥谷町二十四歳にインタビューをしました。 奥村さんは両親と三人でナシ畑2、8ヘクタール、水田0、5ヘクタールを耕作する専業農家です。

インタビュアー:
最優秀賞に選ばれた発表の内容は、

奥村さん:
昭和五十九年、スイスの農家にホームスティした経験を中心に、これからの農業や生活について、考えたことを発表しました。

インタビュアー:
昨年は梨栽培農家にとってとても厳しい年だったと思いますが?

奥村さん:
昨年は梅雨の長雨、夏の干ばつ、そしてドカ雪とトリプルパンチを受けました。 自然が相手の農業ですが、昨年のような異常気象にも左右されない安定した生産ができるようになればと思います。 今、ドカ雪の被害を最小限に食い止めるため、整枝・剪定作業を進めています。

インタビュアー:
発表の中で、農業はこれからも発展する産業分野というふうにも言われていますが、奥村さんの目標はどんなところに置いていますか

奥村さん:
消費者のニーズに合った農業商品づくりを目指していきます。 現代は消費者自らが選択肢を持ち、変化を求めている時代です。 この変化を見る目、先を読む力が欲しいです。将来は梨だけでなく、違う分野にも挑戦したいと思います。 今年は昨年のドカ雪の対応に追われると思いますが、生産技術の習得と農業経営の勉強、視野を広げることを課題にしています。